この記事で伝えたいこと
精神的に落ち込んだ時に大事なこと。
それは、あなたの話を受け止めてくれる人に相談することだと思います。
少なくとも僕にとっては、そこが大きな出発点でした。
この記事では、僕がそう考えるようになった理由を、自分の経験を交えながら書いていきます。
相談するのが怖かった僕の話
「相談した方がいい」と言われても、簡単にはできない。
そう感じる人は多いと思います。
僕自身も、長い間そうでした。
重い話をしたら、相談相手に迷惑をかけるのではないか。
自分のことを話すのが怖い。
どうせ分かってもらえないのではないか。
そんなふうに思っていました。
僕は、人に相談するのがとても苦手だった
子どもの頃から、僕は人の顔色をうかがうことが多い人間でした。
家でも学校でも、余計なことを言わないように気をつけていました。
体調も崩しやすく、喘息などの持病のこともあり、「自分は周りに迷惑をかけている」と感じることが多々ありました。
中学、高校、大学と進んでも、人と話すことへの苦手意識は消えませんでした。
面接もうまくいかず、就職活動では「自分なんかを雇ってくれる会社はないのではないか」と感じるほど追い詰められました。
相談することが怖かった理由
僕にとって、相談することは簡単なものではありませんでした。
相談する前から、ネガティブなことばかり想像してしまいました。
うまく説明できなかったらどうしよう。
否定されたらどうしよう。
甘えていると思われたらどうしよう。
そう考えると、話す前から疲れてしまいました。
転機は、就労移行支援事業所で話を聞いてもらえたこと
そんな中で、ある人が就労移行支援事業所のチラシを見つけて、僕に勧めてくれました。
正直、最初は行くのが怖かったです。
またうまく話せなかったらどうしよう。
否定されたらどうしよう。
変な人だと思われたらどうしよう。
そんな不安もありました。
それでも、思い切って自分のこれまでのことを話しました。
家庭のこと、人間関係のこと、就職活動が怖かったこと、自分に自信が持てなかったこと。
すると、事業所の人は、じっくり真剣に話を聞いてくれました。
否定せず、急かさず、僕の話を受け止めてくれました。
相談する中で、自分を少しずつ受け入れられるようになった
相談してよかったことは、すぐに人生が変わったことではありません。
悩みが一瞬で消えたわけでもありません。
でも、自分の話を真剣に聞いてもらえたことで、少しずつ自分の考えが変わりました。
「自分の話を聞いてくれる人もいる」
「自分は、自分が思うほどダメな人間ではないのかもしれない」
「こんな自分でも、生きていていいのかもしれない」
そんなふうに思える時間が、少しずつ増えていきました。
その後、僕は働くことができた
その後、支援者に支えられながら、僕はハローワーク経由で応募し、無事に働くことになりました。
最初は不安しかなく、自信もありませんでした。
でも、相談する中で少しずつ育った
「ありのままの自分を受け入れるための土台」
が、前に進む勇気をくれました。
そして、実際に働いてみると、自分にもできる仕事があることが分かりました。
仕事を任され、続けられた経験は、自分にとって大きな自信になりました。
もちろん、すべてが順調だったわけではありません。
それでも、あのとき相談していなければ、ここまで進むことは難しかったと思います。
相談することは、弱い人がするものではない
相談することは、弱いことではないと思います。
情けないことでも、迷惑をかけることでもありません。
自分の精神的な健康を保つために、必要な行動だと思います。
ひとりで抱え込んでいると、自分の考えだけで自分を追い詰めてしまうことがあります。
でも、誰かに話すことで、自分では見えなかった見方に触れることがあります。
相談しても、すぐに答えが出るわけではありません。
それでも、自分の話を真剣に聞いてもらう経験を重ねることで、
「自分を受け入れてくれる人もいる」
と感じられるようになることがあります。
僕にとって、それが大きな転機でした。
今つらい人へ
いま苦しい人に、「すぐに誰かに相談してください」と強く言いたいわけではありません。
相談すること自体が怖い時期もあると思うからです。
でも、話せそうな人がひとりでもいるなら、少しだけ話してみてもいいかもしれません。
家族、友人、支援機関、医療機関、相談窓口。
相手はひとりに絞らなくてもいいと思います。
自分の話を受け止めてくれる人に出会えると、人は少しずつ変われることがあります。
僕は、その経験に助けられました。
相談先を探したい方は、こちらのページもご覧ください。
コメント